Jan 7, 2010

G-Generation 2PM Taecyeon’s interview


2PMテギョンが、韓国のG世代代表として朝鮮日報の記事に取り上げられています。ちょっと面白い記事だったので、エキサイト翻訳と英語訳をもとに語尾など少し修正してみました。

元記事 Original
http://news.chosun.com/site/data/html_dir/2010/01/02/2010010200062.html
英訳 English translation
http://www.88news.net/2010/01/04/g-generation-taecyeons-interview-with-chosun/
2005 年、米国ボストンで高等学校に通っていた彼は将来を保障された少年だった。185㎝,76㎏の整ったスタイルで運動が得意だった。成績は米国全体で上位 5%、品行方正な優等生だけが入ることのできるNational Honor Society(全米優等生協会)会員でもあった。彼は高2の時マサチューセッツ州立大学の入学許可を受けた。将来の夢は医師かビジネスマンだった。

パク・チニョンの運営する韓国JYPエンターテイメントが在米同胞青少年らを対象に実施したオーディションに合格した時、この少年の人生は大きく揺さぶられた。彼は岐路に立たされた。米国で安定した道をいくのか、韓国で「スターになる」という賭けをするのか。

彼は韓国行の飛行機に乗った。 一寸先も見えない練習生生活を選んだのだ。4年後のいま、彼は、韓国のティーンエージャーから最も熱い愛を受けるスターになった。 アイドルグループ2PMのオク・テギョン(21)だ。

「他の人たちと同じように、勉強することしか知らない学生でした。ところが、突然他の人たちと違う生活を送ることのできるチャンスが到来したので、私の胸は熱くなりました。全く違う世界に飛び込むことについて、恐れは全くなかったです。若い頃の苦労は買ってでもしろというでしょう?」

1988 年のソウルオリンピック前後に生まれ、グローバル(Global)時代に育ったいわゆる『G世代』の韓国人らが1年に60万人余り、次から次へと成人している。素直に集団について行った上の世代とは違い、G世代は「他の人とは違う生き方をしたい」という信条を持っている。

オク・テギョンもそのひとりだ。1988年に生まれて、小学校6年の時、両親とアメリカに移民した彼は、「6年ぶりに韓国に帰ってきて、同世代の人たちに会ってみると、思いのほか私と同じような人生観を持った友人らが多かった」「私たちと同じ世代には『自分たち自身の個性的な世の中を作りたい』という気持ちがある」と言った。

延世(ヨンセ)大心理学科ファン・サンミン教授は「上の世代の若者たちは家族あるいは周囲の期待に応えようと努力する過程で成功を収めた場合が多かったが、G世代の若者たちは他人の視線から解放されて自分自身が強く関心をもったことに力をつくす過程で優れた成功を遂げた場合が多い」という。

G世代の人生観を調べるために、本紙特別取材チームは韓国リサーチを通じて全国の満20~24才男女505人を対象に「私は他の人と違ってこそ価値がある」という考えに「全く同意しない」 1点、「非常に同意する」 5点を与える場合、あなたは何点を与えるだろうか?と質問した。2004年、高麗(コリョ)大イ・ミョンジン教授が、386世代(1960~69年生まれ)・ポスト冷戦世代(1970~78年生まれ)・ワールドカップ世代(1979~85年生まれ) 1000人に投げたのと同じ質問だ。

2004年の調査で、386世代は2.89点、ポスト冷戦世代は3.05点、ワールドカップ世代は3.38点と答えた。 今回の調査でG世代回答者らは3.7点を付けた。中央(チュンアン)大国際関係学キム・ホソプ教授はこう分析する。「ベビーブーム世代と386世代は、『他の人からどう見えるか』ということで頭がいっぱいだった。一方、豊かな時代に育ったG世代は個性と個人的な幸福感を重視する。」

この特性は「あなたが夢見る『成功した人生』に最も近いのは何か?」という質問にもよくあらわれた。 G世代回答者過半数(51.5%)が「大きな心配なく安定した収入を上げて家族と穏やかに生きる人生」を選択したのだ。「他の人々が羨む職業を持ってその分野で認められる人」(17.4%)、「収入は少ないけれど好きなことをしながら生きる人」(14.5%)が後に続いた。一方、成功した人生の例で「組織で最高の地位に上がった人」を挙げた回答者はごく少数(1.8%)に過ぎなかった。「末端から出発し、数十年滅私奉公して最高の地位に上がった」という上の世代の出世神話は、G世代にはそれほど魅力的でないようだ。

「人生で最も大切なものは何か?」という質問にG世代は、1位に富(27.3%)を挙げた。2位は自己実現(20.6%)、3位は愛(9.5%)、4位は家族(9.1%)、5位は健康(9.1%)だった。権力(1.4%)と友情(1.2%)を選んだのはごく少数であった。

G 世代が成功と幸福の条件に選んだ項目は、上の世代の目には、とてもずる賢く見える。しかしG世代は「才能ある人が最善を尽くせば社会が公正に評価する」という明るくて素朴な信頼を持った世代でもある。「他の条件と関係なしに最善の努力をつくせば成功することができると考えるか?」という質問に五人中三人の割合(58%)で「非常にそう思う」(17%)、あるいは「そう思う」(41%)と答えたのだ。

このように、G世代自らは、自分の将来を楽観したが、専門家たちの間には憂慮の見解もあった。建国(コングク)大医大神経精神科ハ・ジヒョン教授は「G世代は豊かに育ったために、失恋や成績低下など、上の世代ならば2~3日悩んで終わらせるような問題で途方もなく憂鬱になったり、軍隊行っても上の世代よりさらに苦しがる」という。軍隊は、昔のように暴力的だとか抑圧的でないのに、他の人々と同じように食べて寝て集団生活を送ること自体にストレスを受けるということだ。
G世代のG とはGlobalのGだったんですね。1987年の民主化宣言、1988年のオリンピック、海外渡航制限の解禁、90年代後半のインターネット高速化整備、日本文化解禁と、民主化と経済成長が進む中で、貧困を経験せず、海外文化を簡単に取り入れられるようになった環境で育った世代ということのようです。また、少子化に伴ない教育熱が激化、英語の早期教育や留学を経験したものも多く、英語とコンピュータに子供の頃から慣れ親しんで能力の高い世代でもある。

たしか、米国の大学の留学生割合、韓国がかなり上位なんですよね。日本よりもずいぶん多い。これは人口比から考えたらすごいこと。日本はこれまで企業派遣留学が多かったので、バブルより後はずいぶん減ったはず。
昨年のThe Economistの記事
中国、インド、韓国、日本の順
http://www.economist.com/markets/indicators/displaystory.cfm?story_id=15127466
また、記事の中で、日本のNHKの木村特派員は「敗戦を経験せず東京オリンピック以降に生まれた『新人類』(だいたい1960年代生まれ?)に似ている」と言っています。なるほどねえ。まあ、ネットと英語がそれに加わるのでより知識量は多いだろうし、好みもより多様化していると思うので、日本の『新人類』と単純に比較するのも難しいと思いますが。ただ、新人類世代と言えば80年代日本のアイドルブームを牽引した世代、現在のK-POPを盛り上げるアイドルたちがG世代であるということと、たしかに類似性あるかも?

朝鮮日報のG世代特集の記事はまだまだたくさんあって、本当に面白いです。そのうち日本語版の朝鮮日報にきちんとした訳がでるかな?それにしても、エキサイト翻訳の精度がかなり高いことにびっくり!ほとんど違和感なく読めます。韓国語に関してはGoogle翻訳よりも全然優秀ですね。日本語と韓国語の文法が似てるからかな~。

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